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私はただタクトを振っただけです。

 小澤さとる 黄色い零戦
 ブックオフで適当に買って来た第二次世界大戦の漫画の1つ。
 結構楽しい漫画だったので感想を書いてみる。
 残念ながら絶版のようで、新品を置いてる所は無いようだ。
 ただ、かなりの安値で中古が出回っている為、プレミアがかかってるという事は無い。

 黄色い零戦とはどういう意味かというと、黄色い人間の作った機体で、零戦第一号は黄色い色をしていた事に由来する。

 こういう類は変に説教臭かったり、失われた大和魂の賛美や、戦争の愚かしさをやけに強調したりと抵抗を感じる作品が多くあるが、この作品は幸いそういう作品ではなかった。

 メインとして描かれるのは、堀越技師が零戦を開発するにあたる物語とその人物像、ゼロ戦の栄光と敗退が描かれている。
 サイドストーリーとして、名機零戦で特攻する青年の話が平行して進められている。

 この漫画からは堀越技師の人物像が良く分る気がする。
 余り自己主張せず、人のいう事を素直に聞き、勤勉で夢も持つ、非常に日本人の理想とする日本人である事が分る。

 零戦は多方面の高官の無知で無茶な要求を叶えてしまった機体だ。
 アメリカに大きく劣るエンジンで、アメリカの機体を遥かに上回る機体を作ってしまった。

 終盤で必死に作った零戦が、特攻に行くのをどう思ったんだろうなー。

 良い作品だった。

黄色い零戦―イエロー・ファイター (新潮コミック)黄色い零戦―イエロー・ファイター (新潮コミック)
(1988/08)
小沢 さとる

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東京トイボックスと大東京トイボックス

 気になったので読んでみた。
 知ったきっかけはアマゾン。
 日本橋ヨヲコで検索すると大東京トイボックスの2巻がなぜがリストに入ってくる。
 ちなみに東京トイボックスの著者のうめで検索すると別のものも当然うじゃうじゃ出てくる。

 大東京トイボックスが期待できるわりにレビューがない。
 後日、東京トイボックスを読んでみて納得が行った。
 東京トイボックスは打ち切り作品で、なまじ続編があるから、東京トイボックスがちゃんと完結した作品のように勘違いしやすくなっている。
 打ち切りなのに正統な続編ってどういう事なんだろうって事になるが、出版社が講談社から幻冬舎に変わってるんだな。
 東京トイボックスがちゃんと完結した作品だと解釈しちゃったら浅いという烙印を押されても当然。

 そういう事が多いのとバーズがマイナーなのもあって大東京トイボックスを読んでる人が少ないんじゃないか。

 まー、普通にこれからの作品だからまだ評価しないっていう正当な理由も思いつくけど。
 この時点で評価するのは早合点。
 でも、面白くなりそうなのに、レビュー無いと知名度無くて打ち切りなるってのはある。
 印象としては日本橋ヨヲコのようで、実は 働きマンといった感じかな。

大東京トイボックス 1 (1) (バーズコミックス)大東京トイボックス 1 (1) (バーズコミックス)
(2007/03/24)
うめ

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とろける鉄工所

 タイトル的に気になったので購入。
 蟹工船が流行ってるらしいからシビアなブルーカラーモノだと想像した。

 溶接工の生活は大変だという事が描かれているのは確かだが、コミカルな感じで描かれている。
 登場人物の性格設定は極めて単純なんだけど、不思議と味がある。
 随所に溶接の話が出てくる溶接漫画で、溶接の技術や溶接の危険、溶接を取り巻く環境が軸になってる。
 溶接ネタは尽きないのか勝手に心配になったり。

 結構面白いけど、真剣に読んでしまうと誰も溶接工にはなろうとしなくなっちゃうんじゃないのか?

とろける鉄工所 1 (1) (イブニングKC)とろける鉄工所 1 (1) (イブニングKC)
(2008/11/21)
野村 宗弘

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