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浅野にいおについて

 結構賛否両論ある。
 特徴としては、

・内容(何が言いたいのか)が理解しにくい
・背景が非常に綺麗
・ディテールがかなりしっかりしている(しぐさなんかが妙に細かい)
・人物の描き方に特徴がある

 アマゾンなんかのレビューを見てると、感覚的な人達には非常に受け、理論的な人からは批判を浴びてる傾向がうかがえる。
 そう書くと、いかにも駄作っぽいけど、俺は結構好きだったりする。

 俺も感覚的な人間だからってのもあるかしれない。
 最近発売された『世界の終わりと夜明け前』という短編集ではそれとなくカミングアウトされている。
 『世界のおわり』という作品のあとがきとして『世界のおわり』という意味深な言葉を頻繁に使い、使いやすい言葉だからつい使ってしまう自分は短絡的な発想の持ち主だと半ば自虐的にあとがきを書いている。
 でも、そんな事よ後半で、女子高生が使う『ちょっとタンマ』って言葉がもう使われていないんじゃないかという、つまりはディテールに誤りがあるのでは無いかというのが一番気になるという事が書かれている。

 浅野にいおの場合、何か伝えたいメッセージがあるのではなく、こう描いたら心地よく、綺麗で、面白いんじゃないと思って感覚的に漫画を描いてる作家だと感じた。
 歌とかでも、何か何か意味ありげだけど意味不明で、リズム的に良いから人気がある曲だってあるもんな。
 Tomorrow never knowsとか俺的にどんな意味があるのかさっぱり分らない。
 でも、この曲は数あるJPOPでもかなり好きな曲に入る。
 もしかしたら、意味あるのかもしれないけど、そんなの作者以外分らないようにできてるんだから一緒だと思う。

 逆に写真集なんか俺みたいな素人からすると、意味は無いけど感覚的に美しいし、心地よいってだけで終わっちゃうけど、ちゃんと意味を持ったものも存在する。
 例えば、畠山直哉の作品なんかは現実と非現実の境目(あとがきでは分水嶺と書かれている)を探すという目的で作られてるらしいけど、あとがきを読まないとそんな事は分らない。

 ちなみに界面(状態の異なった物体の境界)は悪魔の領域らしい。
 

 浅野にいおの場合、非常に意味ありげな作品が多い為、実は意味があるんじゃないかという怖さもあるけど。(苦笑)

『東京』という自伝的な作品において、作者と思われる主人公が編集者に自分の作品が面白いのかと聞いて、編集者が困り押し黙る描写があるけど、確かに聞かれると非常に困る作品ではある。

 良く言えばコミックアーティストかな。というが俺の現時点での仮説。

 『日曜、午後、6時半。』という作品の、疲れたてたおっさんと女子高生が手を繋いでる絵は何か世紀末的で魅かれるものがある。
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テーマ : 漫画の感想 - ジャンル : アニメ・コミック

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