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エロスは美しい?

 凪渡り ― 及びその他の短篇を読んでみた。
 帯にエロティックラブストーリーズと書かれいるが正にその通り。
 ただ、太田出版のエロティクスFの作品のようにフェチズムを追求し、性的興奮を刺激するような作品では無いと感じた。

 プロットが少ない目な事と絵に趣があるのが特徴。
 意外性とかインパクトとかいった要素は微塵も無く、非常に淡々としている。
 かといって深いメッセージ性があるわけじゃない。

 侘しいような寂しいような、それでいて心地良い不思議な感じをわびさびというなら正にそんな感じ。
 日本人は儚いモノに弱い。
 ハッピーエンドも確かに受けるけど、日本人好みの悲しい物語は欧米では不評で、アトムの最終回が悲劇で終わってしまった事が不評で最終回がカットなんだとか。

 この作品には理屈の無い心地良さがある。
 客観的に考えると別に美しくも無いセックスや悲恋が美しいものに見えてしまう。

 もしも恋愛感情も無く、性欲も無い知的生命体がいたらきっとセックスや恋愛なんてめでるべきものでも何でも無いはず。

 そういったどうって事無い事が心地良く感じれる作品。
 特に『水いらず』は旅館の雰囲気といいストーリーといい何とも心地良い作品として仕上がっている。

 個人的には好きだけどオススメしにくい作品。
 こういうのを雰囲気漫画というらしいけど、ずばりだとは思うけど雰囲気ぶち壊しな名称。
 出版社の特徴なのかも知れないけど、綺麗だけど薄くて高い。

凪渡り ― 及びその他の短篇 (九竜コミックス)凪渡り ― 及びその他の短篇 (九竜コミックス)
(2006/03/16)
高浜 寛

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テーマ : 漫画の感想 - ジャンル : アニメ・コミック

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